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ゼオライト 性能と使用例 (過剰評価や誇大広告に注意)

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    最近注目されているが、案外身近に有るゼオライト、その性能と使用例をまとめる。

    ・ゼオライト

    水和したアルミノケイ酸塩の一群、天然物は「沸石
    3次元的に空洞を多数含む結晶構造、この空洞内に多数の水分子を含んでいる。

    加熱により水分子を蒸発させ、別の物質を吸着させる事も可能。(加熱時に含有水分が泡立つ事から「沸石」の名が付いた)
    乾燥したゼオライトは水を吸着する力が強いため、安定した乾燥剤として利用される。

    一般的に「選択的吸着剤」として使用するのは「モレキューラシーヴ
    吸着ポンプやイオン交換機などで使用するものは「パームチット」(硬水軟化)

    (講談社 新・化学用語小事典 P356 引用)


    天然のゼオライトは火山岩に含まれる事が多く、日本だけでも成分や構成が違う数十種類の天然ゼオライトが存在する。
    用途としては水質や土壌改善、消臭除湿などで「猫のトイレの砂」や「園芸用」として多く用いられている。

    人工的なゼオライト「モレキューラジーヴ」の吸着力は脱水力に起因するところが多く、水と一緒に
    水含まれる固形・ガス状物質」を吸着させる事で、汚染物質を除去している。
    天然ゼオライトは組成により、吸着する物資が違ってくる。


    という感じに案外身近に有るゼオライト、最近注目される切っ掛けはやはり「セシウムの吸着」に関してだと思われる。

    東京新聞5月14日に、効果が小さかったとの記事が有るが、ゼオライトの種類が多い事と、
    海水中での効力が未知数な事(スリーマイルの汚染水は真水)、効果的な設置方法など有る意味「手探り状態」な事が要因だと思う。



    そんな「ゼオライト」を利用した商品が急激に増えている、その中でも「液体ゼオライト」というものを見つけた。

    説明を見ると、飲む事で有害重金属を選別し優先的に吸着・排泄してくれる水らしい。
    どうも納得できないのは、「ファン・デル・ワールス」博士の研究によって解明された、「有害重金属の元素はサイズが小さい」という所。

    重金属という事は電子も増えるし原子量も大きいはずなのに、なぜサイズが小さくなるのか?
    イオンだとした場合も重金属は小さいという事は無いと思われるし、
    ファン・デル・ワールス」博士の研究は、分子の大きさと分子間力を考慮した気体状態方程式の発見だったと思う。


    ゼオライトの特性上、デトックス効果がまったく無いとは言い切れないが、
    体内被曝に効果あり」と称した「プレミアムゼオライト」を販売した業者は、4月に薬事法違反で逮捕されている。

    ゼオライトの体内被曝への効果」を認める専門家は居ない事、逆にゼオライトの過剰摂取は副作用の危険性が有るとの事です。(過剰摂取による必用物質の排出
    (東京新聞 5/14記事より)


    以上のように、とても有能な「ゼオライト」の事をきちんと理解し、「過大評価や誇大広告」に踊らされない事が大切です。

    正しい情報を知って、正しい対応を取ることが身を守る一番の行動です。

    スドー 観賞魚用ゼオライト 300g


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