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アメリシウム と キュリウム   (プルトニウムが有れば作れるよ!)

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    アメリシウム (americium)

    【記号】 Am
    【原子番号】 95
    【最長寿命同位体の質量数】 243
    【その半減期】 7380(年)
    【比重】 13.67
    【融点】 994±4℃

    放射性の金属元素でアクチノイドの一員。
    1945年シーボーグとそのグループが、ウラン-238にα粒子を照射した核反応生成物の中から発見した。
    (講談社 新・化学用語小事典 P38 より一部引用)

    プルトニウム-241がベータ崩壊して生成される、人工的に作られた放射性物質で、
    自然界には存在せず、過去の核実験の放射性生成物が確認できるのみ。



    キュリウム (curium)

    【記号】 Cm
    【原子番号】 96
    【最長寿命同位体の質量数】 247
    【その半減期】 1640万(年)
    【比重】 13.51
    【融点】 1340±40℃

    1944年シーボーグにより発見されるが、確認、同定は多大な困難を極めた。
    1947年になってウェルナーパールマンがアメリシウム-241を中性子照射する事によって、
    初めて確認できるほどの量のキュリウムを得た。
    (講談社 新・化学用語小事典 P187-188 より一部引用)

    自然界には存在せず、実験装置などで人工的に生成される。
    プルトニウムにα粒子を照射する事で合成される超ウラン元素
    超ウラン元素とは、ウランの原子番号92以降の人工的にしか生成されない元素のことを言う。

    一番半減期の長いキュリウム2471640万年(書物により100年前後のズレあり)
    反応時一番生成されるキュリウム244の半減期は18.1年

    半減期を向えると崩壊し、プルトニウムになる。

    プルトニウムを燃料として使う原子炉内でも生成され、プルトニウムよりも長期期間影響力を持つ。
    自然界で確認する事は困難で、核実験により生成する量も少ないと言われている。
    検出した段階で脅威といえる物質


    今日はこの二つの名前を久しぶりに聞いたので、初心に戻りメモ代わりにまとめた。
    でも、今回の前に聞いたのが2ヶ月くらい前だったような気がする・・・


    ゼオライト 性能と使用例 (過剰評価や誇大広告に注意)

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      最近注目されているが、案外身近に有るゼオライト、その性能と使用例をまとめる。

      ・ゼオライト

      水和したアルミノケイ酸塩の一群、天然物は「沸石
      3次元的に空洞を多数含む結晶構造、この空洞内に多数の水分子を含んでいる。

      加熱により水分子を蒸発させ、別の物質を吸着させる事も可能。(加熱時に含有水分が泡立つ事から「沸石」の名が付いた)
      乾燥したゼオライトは水を吸着する力が強いため、安定した乾燥剤として利用される。

      一般的に「選択的吸着剤」として使用するのは「モレキューラシーヴ
      吸着ポンプやイオン交換機などで使用するものは「パームチット」(硬水軟化)

      (講談社 新・化学用語小事典 P356 引用)


      天然のゼオライトは火山岩に含まれる事が多く、日本だけでも成分や構成が違う数十種類の天然ゼオライトが存在する。
      用途としては水質や土壌改善、消臭除湿などで「猫のトイレの砂」や「園芸用」として多く用いられている。

      人工的なゼオライト「モレキューラジーヴ」の吸着力は脱水力に起因するところが多く、水と一緒に
      水含まれる固形・ガス状物質」を吸着させる事で、汚染物質を除去している。
      天然ゼオライトは組成により、吸着する物資が違ってくる。


      という感じに案外身近に有るゼオライト、最近注目される切っ掛けはやはり「セシウムの吸着」に関してだと思われる。

      東京新聞5月14日に、効果が小さかったとの記事が有るが、ゼオライトの種類が多い事と、
      海水中での効力が未知数な事(スリーマイルの汚染水は真水)、効果的な設置方法など有る意味「手探り状態」な事が要因だと思う。



      そんな「ゼオライト」を利用した商品が急激に増えている、その中でも「液体ゼオライト」というものを見つけた。

      説明を見ると、飲む事で有害重金属を選別し優先的に吸着・排泄してくれる水らしい。
      どうも納得できないのは、「ファン・デル・ワールス」博士の研究によって解明された、「有害重金属の元素はサイズが小さい」という所。

      重金属という事は電子も増えるし原子量も大きいはずなのに、なぜサイズが小さくなるのか?
      イオンだとした場合も重金属は小さいという事は無いと思われるし、
      ファン・デル・ワールス」博士の研究は、分子の大きさと分子間力を考慮した気体状態方程式の発見だったと思う。


      ゼオライトの特性上、デトックス効果がまったく無いとは言い切れないが、
      体内被曝に効果あり」と称した「プレミアムゼオライト」を販売した業者は、4月に薬事法違反で逮捕されている。

      ゼオライトの体内被曝への効果」を認める専門家は居ない事、逆にゼオライトの過剰摂取は副作用の危険性が有るとの事です。(過剰摂取による必用物質の排出
      (東京新聞 5/14記事より)


      以上のように、とても有能な「ゼオライト」の事をきちんと理解し、「過大評価や誇大広告」に踊らされない事が大切です。

      正しい情報を知って、正しい対応を取ることが身を守る一番の行動です。

      スドー 観賞魚用ゼオライト 300g


      カダフィ大佐

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         リビア最高指導者及び革命指導者
        日本では「カダフィ大佐」と呼ばれているが、階級は大佐ではない。

        1969年クーデターによりトルコで病気治療中の国王イドリスを退位させ、無血にて国の中枢を制圧した。
        カダフィ本人は武力の実力行使が無く無血であり、イドリス国王の体制を全否定するために軍部によるクーデターでは無く、
        軍部の属している一般人による無血革命と位置づけている。

        大佐という名称は諸説あり、
        ・尊敬するエジプトのナセルが陸軍大佐だったから、それにあやかったニックネーム。
        ・革命前中尉だった階級を、革命後大佐に昇格させ、初心を忘れないために大佐という名称を残した。
        などと言われているが、カダフィ本人はもう軍人では無いので、大佐と呼ばれたくないという発言もしている。

        思想はイスラムとアラブ民族主義と社会主義の融合である「イスラム社会主義」
        大衆による共同体制、直接民主制、大衆によって支配される共和国体制を根本としている。
        その思想をまとめた本が「緑の書」と呼ばれている。

        外交的には「アラブ最強硬派」と目され、アメリカ政府との対立が強くレーガン政権時は、
        「テロリスト」「狂犬」と呼ばれていた。
        そのためアメリカによる空爆などによる暗殺攻撃を幾度か受けているが、現在も健在である。

        しかし、イラク戦争でのアメリカを中心とする西洋諸国の猛攻を見て、次の標的になることを避けるため、
        核の放棄や査察団の受け入れなど、柔軟な対応も見せることが有る。
        核放棄後はアメリカによるテロ国家指定からも外れ、2006年国交も正常化した。

        その頃から、有る意味独特な発言や行動が世界的に注目され始めた。

        2009年に始めて参加した国連総会のときは、ニューヨーク郊外のニュージャージー州に、
        遊牧民のテントを張りそこを宿としたり(高所恐怖症のためとも言われている)、
        一般演説で国連安保理を「テロ理事会」と批判、常任理事国にのみ与えられる拒否権が、
        国連憲章の前文に有る加盟国の平等に反すると批判、国連憲章を投げ捨てたりと、
        大国支配が明確な国連を批判した。
        (この辺は、行動はともかく発言はとても的を射ていると思う。)

        そのほかの国連での独特発言は、

        「タリバンが作りたかったのは宗教国家だったのだから、バチカンのように作らせてやればよい、
        バチカンもムスリムにとって危険な存在だ。」

        「オバマはアフリカの息子であり私の息子でも有る。」

        「新型インフルエンザは細菌兵器として作られた。」

        「ケネディ暗殺はイスラエルの陰謀。」

        など、15分の予定を1時間36分に延長した行われた演説は、会場を笑いに包みつ、
        各国の通訳を疲労でダウンさせた。

        内政的にも、「囚人に恩赦を与える」と自らブルドーザーで壁を壊し、
        囚人を解放したり独特の行動が目立った。(その日は祝日になっている)


        革命によって出来たカダフィ政権国家は42年という月日が流れ、独裁政権に民衆の不満がたまり、
        カダフィ氏の辞職を求める反政府デモが起こった、それに対しカダフィは弾圧という武力を行使したことで、
        デモは反乱に変わり、革命へと姿を変えようとしている。

        国の将来を憂い、自ら革命を起こしたカダフィ氏の政権が長期間権力を保持したことで、
        前政権と同じように革命により終わろうとしている。
        権力という絶大な力は、あまり長く手に持っていると志の輝きは濁り、闇に染まる恐ろしいものだなと思う。

        今後リビアの騒乱がどのような方向に向うか、ちゃんと注視していく必要があります。
        その結果を見届けてから、また書きたいことが有る人物です。

        緑の書

        クーデターと革命、そして反乱

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           昨日書けなかったので、まとめていくつか書く。

          イメージとしてはどれも、不満を募らせ現政権を倒し新しい国家を作る、という感じです。
          でも、それぞれ言葉が有るように案外内容が違って居たりします。

          クーデター
          既存の国家体制の中の一部勢力が、権力の拡大や全面掌握のために、
          武力を持って制圧すること。(フランス語で「国家への一撃」という意味)
          つまり、ミャンマーなど軍部による権力制圧を総じてクーデターといいます。


          革命
          既存の支配者階級が握っていた権力を、支配されていた側の階級が奪い取り、
          政治経済などの社会構造を根底から覆すこと。
          クーデターと違い、武力の行使が必ずしも発生しない。「無血革命」

          反乱
          支配者階級に対し、反発を持って乱を起こすこと。
          権力の奪うことが当初の目的ではなく、あくまで不満を爆発させた行動。
          結果として権力を奪ったときは革命。

          その他にも近い言葉として、

          テロリズム
          政治的目的を実現するために、暗殺や暴力などを行使することを認める主義。
          思想の内容によって目的が違うため、思考が違う組織同士がぶつかると、
          恒久的に抗争が続き不幸の連鎖が生まれる。

          デモンストレーション(デモ)
          示威運動のこと。
          主張や要求の実現のために。大勢で集会や更新を行い勢威を表すこと。
          平和的ともいえるが、勢威を示された権力側が受け止めない限り、
          目的は果たされる、結果反乱やテロリズムに発展する。


          国家権力に対して、反意を示す行為も色々なパターンが有る。
          日本でデモ以上の反意が起きないのは、精神的に落ち着いているからか、
          または、集団意識が強いため他者とは違う行動を起こせないからか?
          今の現状を見ると、後者のような気がする。

          という事で、反意行動を記入したので、これを踏まえて近日中に「カダフィ大佐」について簡単にまとめる。
          その過程で、革命とクーデターについて調べたらまとめる必要が出た感じです。


          革命家100の言葉

          ストロンチウム(Sr)

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            名前の由来は鉱石が採掘されたスコットランドのストロンチアン(Strontian)
            金属元素名の-iumを付けた物。
            ストロンチアンはオーバンの北、とても小さな村で大自然に囲まれたとても静かな所らしい。

            ストロンチウムは加熱すると綺麗な赤色の光を出すため、花火に良く使われている。
            また、二次放射線を防ぐことからカラーテレビのブラウン管に炭酸ストロンチウムが使われている。
            現在でも液晶テレビやプラズマディスプレイの平面ガラスに利用されている。

            属性としてはアルカリ土類金属に属するため、Ca:カルシウム、Ba:バリウム、Ra:ラジウムと性質が似ている。
            (Be:ベリリウム、Mg:マグネシウムは2族だがアルカリ土類金属ではない)
            水と常温で反応し、水酸化物は水に良く溶け強アルカリ性を示す。
            硫酸塩は水に溶けない。

            ニュースになっているストロンチウムは「ストロンチウム-90」というもので、
            ベータ崩壊をしてイットリウム-90→ジルコニウム-90と変化していく。
            半減期は29.1年で、ラドンから人工的に核分裂させて生成される。
            (ラドンの自発核分裂では少量しかできない。)
            上記に有るとおり、Ca:カルシウムと特性が近く、化合物は水に溶けやすいため、
            体内摂取されると一部は体外にすぐ出るが、かなりの部分は骨の無機質部分に
            取り込まれ長く残留する。

            緊急改訂版 〔原子力事故〕自衛マニュアル (青春新書プレイブックス)

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